タロットカード「ソードの7」の意味とリーディング
タロットカードの小アルカナ「ソードの7」は、新しい試みや策略を表すカードです。小アルカナのソード(剣)グループ14枚の7枚目のカードとなります。ここでは恋愛(相手の気持ち、片思い、不倫、浮気、復縁)や仕事、人間関係などを占います。
ソードの7の意味
タロットカードの小アルカナ「ソードの7」は、新しい試みや、悪だくみ、策略を表すカードです。ずる賢い行動や、他の人は思いつかない奇想天外な新しい発想も意味します。
タロットカードの小アルカナは「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル(コインともいう)」の4グループ×各14枚、合計56枚あります。ソードには傷心や争い、人を傷つけるという意味があります。
「ソードの7」は、たくさんの剣をもてあそぶ人物が描かれています。1本でも操るのが難しい真剣を何本も手にしている様子は、自分の実力を買い被っている印象を与えます。
この人物が本当に実力があるのか、あなた自身がよく見極めないといけないのです。
小アルカナのソードはトランプの「スペード」
小アルカナのソードはトランプの「スペード」から派生したといわれます。「スペード」は聖剣を表し、剣を持って世の中を治める王侯貴族や権威を象徴しています。
ヨーロッパでは古くから、「正義」を聖剣と天秤を携えた女神の姿で現してきました。このためソードには「裁き」の意味もあります。
ソードは「風」をあらわす
小アルカナの4つのグループ(スート)はそれぞれ、古代哲学の4大元素「風、水、土、火」をあらわすとされています。ソードはこのうち「風」のグループのカードです。
「風」の元素は、情報や移動を意味します。転じて理性や判断力、行動力を意味します。
タロットカード「ソードの7」のキーワード
タロットカードの小アルカナ「ソードの7」のキーワードは、正位置と逆位置(逆カード)で以下のようになります。
正位置
- 新しいアイディア
- 悪だくみ、策略家
- 不誠実、偽り
- いいとこ取り、ずる賢い
- 隙をついて逃げ出す
逆位置
- 秘密がバレる
- 出し抜き損ねる
- 手の内が相手に知られてしまう
- 不注意により計画が失敗する
ソードの7、逆位置(逆カード)について
逆位置のカードをどう捉えるかはプロのタロット占い師にとっても大きな悩みどころとなっています。
幸運を告げるカードの逆位置をすべて「凶兆」と捉えてしまうと、タロットデッキのおよそほとんどが悪い意味をたたえてしまい、気持ちが救われることがありません。
逆位置をどのように解釈するかはそのときの状況をよく理解し、自らのインスピレーションを働かせることが必要です。
ソードの7が出たときの相手の気持ち
タロットカードで「ソードの7」が出たときの相手の気持ちは、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
相手は自分が一番大事なタイプかもしれません…?自分にとって得か損か、それがあなたよりも大切なようです。自分が良い思いをすることしか考えていません。
美味しい思いをして逃げようという気持ちがありそうです。責任も背負う気持ちはありません。いきなり深く関わらないことが懸命です。よく見極めながら付き合いましょう。
逆位置
あなたは誰かの「都合のいい女」にされないように、じゅうぶん気を付けていますね。あなたのことを思い通りに出来ないと感じている人がいるようです。
身体だけの関係、貢がせるだけの関係、そういった都合のいい関係を持ちたいタイプとって、あなたは勘が鋭くて、自分が計画した通りにできない、と思っているようです。
片思いを占ってソードの7が出たとき
タロットカードで片思いを占って「ソードの7」が出たときのカードの意味は、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
相手はあなたが思っているような素敵な人物ではないかもしれません。じっくりと時間をとって見極めること、いきなり深入りはしないことをお勧めします。
本気で付き合ってくれると思ったのに、あなたの好意を利用して貢がせたり、体の関係をもったのに恋人関係まで進展しない、など利用されるかもしれません。あなたがそれでもいいならばいいですが、気を付けてみてください。
逆位置
身体だけの関係が続いていたり、お金を貢いだり、相手にいいように利用されていませんか?なのに、相手への気持ちを諦めきれないあなたがいます。相手からあなたを離れることはありません。このままのほうが居心地がいいからです。
いくら頑張ってもあなたの理想にはならないようです。なのにあなたは不思議と情さえ湧いてきてしまって、相手から離れられない状態です。
不倫を占ってソードの7が出たとき
タロットカードで不倫を占って「ソードの7」が出たときのカードの意味は、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
あなたと不倫相手は本命や世間を欺いて、お互い責任を負うこともなく、気楽な関係を築いています。その場が楽しければそれでいい、2人さえ良ければいい、そんな思いがありませんか…?
気持ちが大きくなって、不倫していることを周囲に話さないように注意しましょう。周囲にバレてしまうと不正をとがめられ、今までのツケを支払うことになりそうです。
逆位置
現実逃避のための不倫が、逆に現状をさらに悪化させてしまっている様子が現れています。
責任を負わず気楽な関係でいたい、不倫の駆け引きや楽しい面だけを楽しもうと思っていたのに、意外にも不倫関係から生じる重圧に苦しめられてしまっているようです。
または、軽い気持ちで不倫に手を出しましたが、周囲にバレて現実を突きつけられる可能性があります。
浮気を占ってソードの7が出たとき
タロットカードで浮気を占って「ソードの7」が出たときのカードの意味は、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
相手はあなたにバレなければいいという気持ちから浮気をしそうです。本気の浮気ではなく、体の浮気かもしれません。あなたが忙しい時に、一緒に過ごせる気楽な相手なのかも…。
あなたより浮気相手と付き合ったほうがメリットがあると感じれば、あなたの元から去っていくような軽率な人物です。浮気を問い詰めるよりも、まずは相手の人柄が誠実かどうか目を向けてみましょう。
付き合い続けていくのにふさわしい相手かどうか、関係を見直すと良さそうです。
逆位置
あなたの交際相手は、浮気はバレた時に面倒くさいという気持ちが強いので、今のところ浮気する様子はなさそうです。バレなければ…という、浮ついた気持ちは多少ありますが、あなたは全部お見通しだろうと恐れています。軽率な行動はしないでしょう。
あなたが忙しくて相手の行動を把握できない時などは注意が必要です。日頃から「あなたのことはよく分かっている」など、予防線を張っておく必要があります。
復縁占いでソードの7が出たとき
タロットカードで復縁占いをして「ソードの7」が出たときのカードの意味は、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
あなたが復縁したいと思っている相手は、もう責任を負いたくないという気持ちでいっぱいです。そもそもが恋人と言えるような関係性であったかも微妙ではないですか?だとするとずるい人です。
あなたは付き合ってると思っていたけれど、他にも付き合ってる人がいたり、付き合ってると言ってるだけで、実は真剣にあなたのことは想っていない…など。
復縁という言葉を出せば、あなたの気持ちを利用して、良い思いをしようとするかもしれません。
逆位置
復縁したい気持ちはわかりますが、しない方があなたのためです。相手は重い責任を負いたくないと感じ、気楽な関係を求めています。
深く誠実に相手と向き合い、付き合っていきたい、と考えるあなたとは気持ちが一致しません。相手の言いなりになり、相手だけが楽しい「都合のいい関係」が我慢出来るなら、復縁は可能ですが、あなたは満足できないでしょう。
仕事を占ってソードの7が出たとき
仕事についてタロットカードで占って「ソードの7」が出たときのカードの意味は、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
ライバルの仕掛けた罠や、ラクして美味しい思いをしたい同僚、不真面目な部下など、うんざりしそうです。しばらくの間は我慢が必要ですが、ずっと続くわけではありませんので、もう少し辛抱しましょう。
逆位置
丁寧に仕掛けた仕事が、ちょっとした掛け違いでうまくいかなくなる可能性があります。周囲を見渡して、忘れていることがないか何度もチェックしましょう。
人間関係を占ってソードの7が出たとき
人間関係についてタロットカードで占って「ソードの7」が出たときのカードの意味は、正位置と逆位置で以下のようになっています。
正位置
面白半分で気持ちをかき回すタイプに付き合わされていませんか?相手は頭がいいので、あなたがイラっとすることを仕掛けてきたりします。怒る価値もないので、しばらく会わないようにしましょう。
逆位置
隠していた秘密がなぜか漏れ出してしまいそうです。うかつなことは口にせず、しっかりと秘密にふたをしておきましょう。ちょっとの間は用心が必要かもしれません。
この記事の執筆者
タロット占いは中世から伝わるタロットカードを使います。大アルカナは22枚、小アルカナは14枚のスート(セット)が「ワンド」「ペンタクル」「ソード」「カップ」それぞれ4種類あり、全部で56枚です。占い師のインスピレーションが大切な占いです。