不倫の教科書①不倫とは「人の輪」から外れること

不倫の教科書①不倫とは「人の輪」から外れること

あなたは不倫したこと、あります?ありません?なら、この記事はスルーしてくださって結構です。もしあなたが不倫に悩んでいるなら、どうかこの記事を読んで。そして不倫を続けるべきか決めて欲しいのです…。

不倫とは「倫ニアラズ」

不倫とは何?なぜここまで忌み嫌われるの?そう思っている若いお嬢さんに、説明します。

「倫」はもともと、人の輪とか仲間を意味する言葉。そこに「不」がつくというのは、人の信頼を裏切り、社会のルールを破り、仲間外れになるという意味。

…けっこう当たってるよね?

法律的に言うと、不倫は結婚という契約に対する違反行為。結婚という契約をしたら、結婚相手以外とセックスするのは建前上禁止です。

「えぇ、でも、好きになっちゃったら、しょうがないじゃん?」

って、思うあなたは、我慢が足りない。

結婚することは、夫婦の財産に対する権利や、社会に認められたパートナーシップを得る代わりに、恋愛を放棄すること。

その覚悟がつかない人は、結婚しないほうがいいよ。

結婚のメリット、わかってる?

結婚のメリットは本来はとても大きいもの。年を取って容貌が衰えようが、愛情が薄れようが、結婚というしばりで保証される「家、家族、親戚、知人」といった器は、日本の法律ではそうそう簡単に取り上げられない。

ものすごく強い権利を保証されているんだけど、その行使の仕方をあまりよくわかってない人が多いわね。

もし男が若い女に入れあげて出奔したとしたら、女は離婚届を退けて家に居座り、もし脅したり殴ったりしてこようもんなら、ちゃんと訴えることもできるの。世間は完全にあなたの味方。

もともと男がどんなに好き勝手しても、嫁と子供が生きていけるようにできた仕組みが結婚。だから、すでに結婚してるなら、自分の持っている権利をちゃんと数えて、つまんない恋愛はぐっと我慢するのがお利口さん。

…そんな説教、聞きたい?

不倫のメリット、教えてあげる

一見、損ばかりに思える不倫だけど、メリットもある。それは人生を清算するパワーを与えてくれること。

煮詰まった人間関係や、変わり映えしない生活。不倫に飛び込むと自分の今までがダメだったことに気付くわけ。

空が晴れているだけでワクワクし、コスメを見かけると試したくなり、月が出ていると涙が出る…恋をすると、そんな全身が感覚器官になったような生まれ変わりが体験できるよね。

古い世界をもう一度新しい自分として体験できる、それが恋のなせる業。

普段の自分とは段違いの、ものすごいエネルギーが生まれるから、作る料理は美味しくなるし(レシピとか検索しちゃうでしょ)、ダイエットはなんなく成功するし、習い事は上達しちゃうわけ。体調も良くなる、っていう人もいるわね。

不倫は溺れずに楽しむもの

不倫は楽しいもの。人生のスパイス。これは間違いない。だって、不倫は恋愛そのものなんだから。

でも、それを楽しむ権利があるのは、ちゃんと自分をコントロールできるとか、やらかした責任が取れる人だけ。断言していうけど、たかが恋愛で家族を悲しませて、友人を失って、社会から孤立するなんて、割にあわないわ。

どうしても恋愛体質なら、ちゃんと誰にも迷惑かけずに生きていく力をもっておくべき。そうじゃない、ダンナの稼ぎなしで暮らせない、ましてや子供がいる、なんて人は身の程を知ってグッと我慢したほうがいい。

不倫で損をするのは、女なんだから。

この記事の執筆者

倉名三咲

倉名三咲

恋愛コラムニスト。いくつものペンネームで複数の女性メディアに恋愛コラムを寄稿。本メディアでは不倫と純愛、セックスレスを特集します。

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