おすすめタロットカードの買い方、選び方【My First TAROT】

おすすめタロットカードの買い方、選び方【My First TAROT】

「タロット占いをしてもらったことはあるけど、カードは持っていない」とか、「タロットカードに興味があるけど、まだ触ったことがない」そんな人も多いかもしれないと思います。おすすめしたいタロットカードの買い方、選び方についてまとめました。

タロットカードはどれぐらい使うの?

タロットカードは何年~何十年と使い込むことができます。自分と相性の良い古いカードは、いつの間にかお守りや相談相手のようになっていきます。

タロットカードに性格を感じる人も!?

端が欠け、擦り減るまで使い込んだタロットカードになってくると、カードごとに性格のようなものを感じてしまうこともあるそうです…。

たとえばある占い師さんによれば、いくつものカードを使いこなすときに以下のように感じるそうです。

  • この子は私の聞きたい答えを出す優しい子
  • この子は客観的でドライ、そこがいい
  • この子はまだ新しくてよくわからない

カードを「この子」と呼ぶあたり、なかなか愛情が伝わってきますよね…!

良いタロットカードってどんなもの?

長く使える良いタロットカードの条件をいくつか挙げてみたいと思います。

紙質や印刷のよい丈夫なもの

長いこと使うタロットには、紙質や印刷の良い、丈夫なものが適しています。雑誌や本の付録などでも質の良いものはあります。タロットの専門メーカーや、プレイングカードのメーカーが出しているものは丈夫で扱いやすく、おすすめです。



ピーンとくる、ものを選ぶ

インスピレーションを感じるものを選んでください。猫好きな人は猫のタロットでもいいし、ロマンティックなカードがいい人は海外のアーティストのカードも良いでしょう。恋をしている真っ只中に買うなら、アツい恋愛を描きこんだカードもいいですよね。

見ていて心が暗くなるのはダメ

占いを必要としているときの心理状態って、どうですか?少し不安定なときもありますよね?目で見て心に感じる影響はバカになりません。あまりに暗い絵柄のタロットは心が揺れているときにはキツイです…。元気なときにはいいのですが。他の人を占ってあげるときも、あまり喜ばれないかも。

揃えておきたい正統派カード

タロットカードの小アルカナは、もともとプレイングカードだったそうです。トランプの前身だったと言われます。娯楽や賭け事などの用途でイタリアで広く使われ、フランスでも大流行しました。

歴史上で有名なタロットカードというのはいくつかあるのですが、広く世の中に知られ、参考とされているのは「マルセイユ版」と「ウェイト版(ライダー社版)」の2つのカードとなります。

16~18世紀フランスで流行した「マルセイユ版」

プレイングカードだったタロットを占い用に発展させたものが「マルセイユ版」と呼ばれるものです。今でもタロットカードの解釈でよく参考にされるものです。

マルセイユ版以外にも、歴史上さまざまな地域でつくられたタロットカードがあります。最古のタロットのひとつ、ヴィスコンティ版は、15世紀の当時と変わらないほぼ完全な状態で保存されている原版から、本物に近い色調を用いて複製されています。(オリジナルは美術館が所蔵しています!)逆位置を取らない占い師のため、イタリアのジェノバで作られた「ジェノバ・タロット」も有名です。



20世紀初頭にイギリスで発売された「ウェイト版」

20世紀初頭の1909年にイギリスで発売されたタロットのバージョンで、ライダー社から発売されたため、「ライダー版」とも呼ばれます。現時点ではタロットカードの主流となっています。古代のエジプト、ギリシャ、ユダヤなどの神秘を研究したアーサー・エドワード・ウェイトが作りました。

ウェイト版はエジプト考古学の賜物!?

ウェイト版が発売された1909年といえば、イギリスで考古学ブームが巻き起こっていた頃です。

1922年に考古学者のハワード・カーターとカーナボン卿がツタンカーメン王のミイラを発掘したり、1930年にはイギリスのスター作家であるアガサ・クリスティが考古学者と結婚したり…と、1900年代の初頭というのは、エジプト考古学がめちゃくちゃカッコよかったのです。

このため、1909年に発売されたウェイト版には、古代エジプトの神秘テイストが盛り込まれています。これはマルセイユ版には見られない特徴です。

ウェイトが古代の様々なインスピレーションを集めて近代的なタロットを作ってくれたおかげで、タロットの解釈はイメージが豊かに、理解しやすくなったといえます。ウェイト版の解釈をまったく知らないで占いをするのは、かえって難しいかもしれません。



お気に入りのカード、プラス「ウェイト版」の二刀流がおすすめ

タロットカードは1セットしか持ってはいけない、ということはありません。いくつかのカードを使いこなしても大丈夫です。

同じ質問を別のタロットカードで占うと、うっすら違う方向性の答えがでてきたりします。まるで、何人かの占い師にアドバイスをもらっているような感じです。

タロットカードを最初に選ぶときは、インスピレーションで自分が大切にできそうカードを選びましょう。相性がいいカードになる可能性が高いです。

2つ以上持つなら、勉強のために「ウェイト版」を1セットそろえるのもおすすめです。ウェイト版はデザインが美しいだけでなく、象徴的なため、カードの意味が覚えやすいのです。

タロットカードのメンテナンス方法

タロットカードと上手につきあうためのメンテナンス方法には、以下のようなものがあります。

ときどき「全員集合」させる

足りなくなったカードがある状態で占っても、正しい答えは出ません。このため、ときどき全部のカードが揃っているか、確認しましょう。

古いカードはどうする?

使い込んだカードは持ち主の思い出や気持ちがこもっています。もう使わなくなったカードも大切に保存しておきましょう。

全部のカードが揃っていない場合、自分が見て「気分が上がるカード」「思い出のカード」を小さな額縁に飾るなど、インテリアとしての利用法もおすすめです。

一般的に良い意味とされるカードは「星」や「力」、「女帝」などです。パワーが強いカードには「太陽」「世界」などがあります。自分の中でストーリーを感じるカードを選んでください。

新しいカードを買うタイミングは?

嬉しいことがあったとき、悩みがあるとき、誰かを新しく占ってあげるとき…タイミングごとにカードを追加していくのもいいかもしれません。

人によって意見が違うのですが、使い込んだタロットカードは貸し借りしない、という人もいます。誰かに教えてあげるときには、貸すための新しいカードなどもあってもいいかもしれないですね。

世界的な芸術家もタロットカードにインスピレーションを受け、個性的なデザインを生み出しています。こういったアートに触れるのも、より深い解釈に繋がるかもしれませんね。



この記事の執筆者

Pearl編集部☆TAROT班

Pearl編集部☆TAROT班

タロット占いは中世から伝わるタロットカードを使います。大アルカナは22枚、小アルカナは14枚のスート(セット)が「ワンド」「ペンタクル」「ソード」「カップ」それぞれ4種類あり、全部で56枚です。占い師のインスピレーションが大切な占いです。

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